東京の大学生から見た名古屋の魅力とは?BEAMS JAPAN「大名古屋展」×青学がコラボ【名古屋市】

名古屋の「#いいじゃんなごや」を参加者と一緒に見つけていく——。
そんなワークショップが10月11日、名古屋ラシック(名古屋市中区栄)にて開催されました。
東京の学生が名古屋の魅力を一緒に見つける参加型ワークショップ
BEAMS JAPAN「大名古屋展」×青山学院大学 AOGAKU PROJECT DESIGN CENTERがコラボして、#もっと#いいじゃんなごや「教えて、みんなの名古屋自慢!」と題し、青山学院大学の学生たちが来場者と対話しながら“名古屋らしさ”を描き出す参加型ワークショップ。

会場では「放課」「やってみりん」などの名古屋ことばや、ナナちゃん人形、喫茶文化、ゆとりーとラインといった名古屋に住む人にとっては身近な話題が次々に飛び交い、参加者が何気なく口にする名古屋の魅力を、学生たちならではの視点で「名古屋らしさ」を再発見することができました。
東京で学ぶ大学生たちが名古屋で感じたリアルな「温度」と、そこから見えた“名古屋の未来のヒント”とは。
イベント後、青山学院大学の学生たち、担当教授の森島さん、客員講師のWRITING & DESIGN PARTNERS 矢花さん、そしてBEAMS JAPANの佐野さんにインタビューした。
青山学院大学の学生8名にインタビュー
名古屋ラシックでのワークショップを終えたばかりの学生たちに、今回の取り組みを通して感じた“名古屋の魅力”や、これからの展望について話を聞いた。

――ワークショップをやってみた感想を教えてください。

岩波さん
「私は名古屋出身です。子どもの頃、母がラシックが好きでよく来ていて、買い物している間、父と一緒に回っていました。今日の参加者の中に、最近名古屋に転勤で来た方から“いいところを知りたい”から参加しましたと言われて嬉しかったです。」
加藤さん
「誰でも知っている観光地や名産だけじゃなく、“思い”や“何気ない魅力”まで感じられたらいいなと思いました。地元の温かさとか、ちょっとした自慢を出していけたらいいなと感じました。」
佐藤さん
「有名スポットも魅力的ですが、それ以上に“その土地の人や、来たことがある人の思い出や気持ちが乗っている場所”は、話を聞くともっと魅力的に見えると共感しました。温かさと相まって、名古屋がもっと楽しみという気持ちになりました。」
――この経験を今後どう活かしていきたいですか?

奈良さん
「今回の”#いいじゃんなごや”は、青学など外からの視点と名古屋のいいじゃんを掛け合わせ、新たな視点を生みだしていきました。次は名古屋や外の視点で見つかったものを、東海道など、より外へ広めるところにフォーカスしたいです。“いいじゃん、東海道”のように(笑)」
菅さん
「観光ブックに載る“誰でも知っているもの”だけでなく、一人ひとりの思い出とか、名古屋で過ごしたときに得た感情に寄り添い、場所・人・モノとして見える化できたら良いと思います。誰かの思い出に寄り添った“観光ブック”や“マップ作り”も視野に入れて活動したいです。」
若林さん
「いずれは“東海道全体”で地域同士が“いいじゃん”を言い合って、盛り上がっていくようにしたい。マップ化したものをお互いの地域で交換したりしていく。外部からの視点をお互いに入れ合っていきたい。私たちの“カエリミチ・ラボ”という名前の由来にもなっているのですが、“いろんな人にとっての故郷になってほしい”という思いがあります。日本中に故郷があれば素敵だなと思って、自分の故郷と思えるくらい名古屋の魅力を知ってほしいと思っています。」
――名古屋に住む皆さんへメッセージをお願いします

柿沼さん
「中心地、栄や名古屋駅以外にも魅力がたくさんあると感じました。もっと“いいじゃん”を引き出していきたいので、ぜひいろいろ教えてください。」
赤坂さん
「思い出を含めて直接聞いたからこそ、その場所の魅力がわかりました。インターネットだけでは伝わらない魅力を発見できました。実際に行ってみたくなりました。いずれは東京・関東の良いところも伝え合えたらと思っています。」
森島教授インタビュー:名古屋は「文化の交差点」
学生たちの指導にあたった青山学院大学当の森島教授にも、このプロジェクトの意義について話を聞きました。

――東京の学生がこの取組みを名古屋で行う意義はなんですか?
「“越境すること”の面白さ・楽しさ・発見があります。未知の世界や文化、価値を知り、“こんなこともできる”という可能性があるとワクワクします。名古屋は文化の交差点で、面白いものがたくさんできていることがわかりました。日本が元気でない今、むしろ日本を元気にさせる起点はここではないかとも感じます。私たちが学ぶ意義はそこにあると思います。」
――名古屋が起点になりうるということですか?
「名古屋の方は受け入れて、それを活かしてくれる。民間のラジオの出発点が名古屋と言われますが、発信地としても活かされていくのではと感じています。」
――今後、名古屋の魅力発信のアイデアはありますか?
「青学の視点に加え、現地の方とも一緒にやるということです。前回は金城学院高校の方々、今回は愛知県立大学から来てくれました。”外から”と”現地”が交わる形でみんなで発信してみるのが、私たちのやってみたいことかなと思っています。」
――名古屋に住む皆さんへメッセージをお願いします
「まず“ありがとう”。名古屋では文化も産業も食事も、良いものをたくさん生み出してくださっている。ここに希望がある気がします。一緒に日本を元気にしていきたいです。」
客員講師 矢花さんインタビュー:「発露する喜び」が生む笑顔の連鎖
ワークショップの進行と学生サポートを担った客員講師の矢花さん(WRITING & DESIGN PARTNERS)にも、現場で感じた空気を聞いた。

矢花さん
「インプットの喜び以上に“発露する喜び”があると感じました。学生も会場の方々も、話す表情からそれが伝わってきました。発露の喜びに僕らも感化されて笑顔になるし、会場の方々も笑顔になる、その連鎖が起きたことが嬉しかったです。そういう場所が広がったらいいですし、皆さんと一緒に場づくりができたらと思います。」
BEAMS JAPAN 佐野さんインタビュー:外からの気づきが何よりも大切
今回の企画を手がけたBEAMS JAPANの佐野さんにも、プロジェクトの意義を聞いた。

佐野さん
「東京の学生が名古屋に着目し、名古屋まで来てくれてありがとうございます。僕は地域も世代も超えた交流ができていることがすごく嬉しいです。外からの視点ならではの気づきが今回もありました。名古屋の人は“外から褒められる”ことがすごく嬉しいんです。そうした気づきをいつも、青山学院大学の学生からもらえて感謝しています。」
名古屋を明るく照らす”いいじゃん”
「名古屋以外からの視点」と「地元の声」、その両方が交差点で出会うように重ね合わされた今回のプロジェクトは、名古屋の新しい側面を見せてくれました。

青山学院大学の学生たちは名古屋の「魅力」を丁寧に拾い上げてくれました。

そうして生まれた一つひとつの“いいじゃん”が、名古屋の未来を明るく照らしていくのだろうと感じました。
あなたの「#いいじゃんなごや」は何ですか?
【イベント情報】
イベント名:BEAMS JAPAN「大名古屋展」×青山学院大学 AOGAKU PROJECT DESIGN CENTERコラボ#もっといいじゃんなごや「教えて、みんなの名古屋自慢!」
開催場所:名古屋ラシック 1F パサージュ特設ステージ(愛知県名古屋市中区栄3丁目6-1)
開催日:2025年10月11日(土)
※記事掲載時点の情報です。


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