木村拓哉さんの代役は米国在住のダニエル・ウーに決定 香港メディア 香港映画の続編 日中関係の悪化で

日本で25年に公開され、大ヒットした香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」(原題:九龍城寨之圍城)。その続編(3作目)に木村拓哉さんが出演する予定だったが、中止になったと香港で報じられた件で、代役は米国在住の中国系俳優、ダニエル・ウー(呉彦祖)さんに決定したことがわかった。7日、香港メディア「香港01」などが伝えた。
ウーさんは1974年、米国生まれで、アメリカや香港、アジアで幅広く活躍しており、これまでに映画「美少年の恋」、「香港国際警察 NEW POLICE STORY」などに出演。ジャッキー・チェンさんらと共演した。ほかにも多数の作品に出演した経験があり、映画の脚本を手掛けたこともある。
続編と前日譚も撮影される
「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」は24年5月に香港で公開されたアクション映画。90年代初めに取り壊された香港の「九龍城砦」を舞台に、そこに住む人々と裏社会の勢力争い、友情など80年代の香港が描かれている。
監督はソイ・チェン、キャストはサモ・ハン、ルイス・クー、レイモンド・ラム、フィリップ・ン、トニー・ウー、リッチー・レン、テレンス・ラウなど、アクション指導は谷垣健治さんがつとめた。「第43回 香港電影金像奨」で作品賞、監督賞など9つの賞を総なめにした。日本でも25年1月に公開されると、たちまち大ヒットし、興行収入は約5億7000万円に上った。
香港で公開された同映画の撮影セットは日本人ファンの間でも大人気で、香港までわざわざ見に行く人が続出した。
ソイ・チェン監督は今年3月から同映画の続編の撮影を開始すると発言しており、前日譚の製作も予定されていた。香港メディアでは木村拓哉さんの出演を以前から報じていたが、25年11月以降、高市早苗首相の国会での発言をきっかけに日中関係が悪化したことが影響し、木村さんの出演は中止になったと報じた。香港メディアの報道によると、木村さんは出演を承諾し、すでに台本を受け取っていたという。
日中の政治情勢の影響により、昨年末以降、中国では浜崎あゆみさんら日本人歌手やアーティストの公演、日本映画の上映などが次々と中止や延期になっており、香港やマカオでも同様だった。昨日はロックバンド「ONE OK ROCK」の5月の上海公演が中止になったことが発表された。
同映画に出演していた香港のレイモンド・ラムさんも、今年1月31日と2月1日に来日し、都内で公演を行う予定だったが、それも延期となるなど、エンタメ業界、芸能界に影響が広がっている。


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